僕の講師業は社会科から始まった
学生の頃就職活動は一応やったつもりだ。幾つかの音楽事務所を受けた。ダメだった。そこでバイトの延長戦のような流れで、大手進学塾の採用試験を一つだけ受けた。
大学の卒業式の夜、クラスでは留年する学生を除いて、僕だけが就職先が決まっていなかった。
多くの連中が飲み会に行く中、僕は採用試験を受けた進学塾に電話を入れた。英語講師志望での応募に対して、不採用であったことを告げられた。電話を切ろうとしたところ、採用担当者より「君社会科教えられる?」と言う問い掛け。
4月から社会科を担当するはずだった先生が急に私立中学校に行くことになり、先程継続不可の連絡が入り、空きが出たのだ。英語科の採用ではないが、それでも良いかとの主旨だった。
もちろん即答で了承した。英語だろうが社会だろうが国語だろうが、何でも良かった。とにかく4月からの飯の種にありつけたことでホッとしたのを覚えている。それから足かけ43年、塾教師をやってきた。
65歳も過ぎて、これからシンガーソングライターになるわけにもいかないし(・・・笑い)、喫茶店のマスターもなかなか難しそうだし、小説を書いて直木賞でもというのはもっと難儀しそうだし、やっぱり死ぬまで塾の先生なんだと思う。
そうそう、このブログを種に『寺子屋金さん・塾奮闘記』などというエッセイを出版なんていうのはどうだろう・・・・。相変わらず懲りない夢爺である。
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