終わりのないルーティン
田んぼをやめて9年になる。母が倒れて介護が必要になったのと同時にやめた。故に農家でありながらお米は生協から買って食べている。
休耕田と作付けをやめた畑、そして農道の面積を合わせると甲子園球場ほどの面積になる。それを年に3回刈る。終わりのないルーティンだ。
米の値段が急騰して、農家にお米を作らせたいのだろう。休耕田の補助金 が今年からほぼ出なくなった。作れということらしいが、草刈り機械以外全て処分した我が家では、稲作は不可能だ。
近隣の農家に貸していた田んぼも返された。農作地が増えて手がまわらないらしい。ただでもいいので使用して欲しいのだけれど、高齢者の限界集落に於いては、田んぼをやめたい人ばかりで、やりたい人はいない。
仮に僕がかつてのように本格的な作付けを始めて、全ての休耕田を復活して米作りを自力で始めるとすると、コンバイン・トラクター・田植え機械・育苗用ハウスなど、軽く2000万円を超える。やれるわけがない。納屋のDIYリフォームに20万円を費やしたが、それくらいが僕の限界だ。
本日なんとか今年度1回目の草刈り作業を終了した。ほっとばかりしてはいられない。最初に刈った休耕田の草が連日の暑さで伸びている。
いつまでこんなことをやっていくんだろうね。休耕田を原野に登記して森にに帰したいのだけれど、固定資産税が上がる。うまく国に嵌められいる感じだ。
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