あらかじめわかっていることなら人生は面白くない。
人生には思いもよらない出来事が生じる。災害もそう。病気もそう。突然のルストラなどもそう。
生きていくということは、そういった不本意なことと付き合って行くことでもある。他の誰でもなく、なぜ自分なのだと運命を呪う人もいるだろうが、一見悲運に見える出来事に大切なワードが隠されていたりする。
そもそも人間にとって一番つらいことは愛する人との別れだ。しかし全ての人は必ず人生を終える。60も半ばになって僕は死を許容出来るようになった。
生きてきた人たちはそれぞれのタイミングでさよならをするということが、実感できるようになった。
100歳まで生きることと50歳で人生を終えることに、良いとか悪いとかの価値観は当てはまらない。それぞれのタイミングがあるだけだ。
自分がどう生きればいいのか。他人の価値観で生きる人もいれば、利己的な生き方をする人もいる。それはその人のいわば魂の癖みたいなもの。その結果自分の人生がどのような轍を作り、どのような波紋を形作ったかは、それぞれが学ぶことであって、それが人生の学びになる。
自分の将来に何が待っているのか、さっぱりわからない。でも間違いなく、自分に見合った最終章が用意されているのだろうと思う。
受け止める覚悟だけはしておこうと思う。
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