無差別殺傷事件の背景にあるもの
自分はもう生きる価値がないから、誰かを殺して死刑にでもなってやる。彼らの抱える闇は深い。
勉強に対する挫折。歪んだ家庭愛の錯綜。精神の崩壊はいともたやすく生じてしまう。
人は甘やかされても自我が育たない。厳し過ぎれば自信を喪失させ、目標を見失う。
基本的に子どもは親を見て育つ。幼児期の親の存在は絶対だ。その絶対的存在としての自覚がないまま親が子育てをしてしまうと、子どもの様々な行動規範がずれて行く。
子育ての基本は愛情だ。心理学も学校での幼児教育の知識などほとんど関係ない。愛情は相互の感謝から生まれる。
生まれてきてくれてありがとう。育ててもらってありがとう。その簡単な気持ちのやり取りが、人間の感情的抗体を構築して行くのだと思っている。
無差別殺人のような短絡的な行動がなぜ起こるのか。愛情の欠乏であり、幸福感の欠乏だろうと思う。
孤独感が堆積する前に、将来に絶望する前に、自分が生きてきた道のりを見つめ直してみて、自分に頂いた愛を思い出して欲しい。
自分の不幸を家庭環境や社会のせいにすることは簡単だけれど、その感情からは新たな一歩は生まれない。
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