脳の勘違い
小学生の時に図書館から借りて読んだ伝記の本。キューリ夫人や野口英世やライト兄弟などの伝記ものを心躍らせながら読んだ記憶がある。
逆境を乗り越えて自分の道を切り開いていくその生き様に、少年の僕は感動した気がする。
しかしいろんな本を読んできて、様々な経験をしてきて思うことだけれど、苦労しないと成功しないと言う強烈な思想が伝記を通じてインプットされたような気がして仕方がない。
伝記作家に洗脳された気がする。
僕の持論なのだけれど、実は僕らは脳の勘違いによって人生を生きているように思える。東大に入るような人は、脳が出来ると言う勘違いをしているし、通信簿がオール2の生徒は脳が出来ないと言う勘違いをしていると思うのである。
成績の悪い生徒の口癖を聞いていると、さっぱりわからないとか、どうせバカだからなんてフレーズが頻繁だ。それを毎日聞いている脳は、俺はバカなのか、じゃ張り切らなくてもいいなと活動しようとしない。
一方幼少期から褒められて自信を持って生活してきた生徒は、自分の脳に出来るやつという情報をインプットする。故に脳は出来ると思って頑張るのだ。
天才も鈍才も脳の勘違いによって生まれる、と言うのが僕の持論だ。だからもともと天才も馬鹿もいない。だから誰もが優秀になれるし、馬鹿にもなる。
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