AIに侵犯されてしまう教育現場
今や教科書の英文和訳や過去問の英文和訳等の宿題が形骸化されてしまった。スマホで英文を写し撮ると日本語訳が出てくるのである。
論文もそうだ。AIに書きたい題材、論点を指示すると、見事な作文が出来上がってくる。
ひょっとするブログのアフィリエイトで稼いでいる人は、ブログの文面をAIに任せている人がいるかもしれない。
当然のことだけれど、テストや論述問題に於いてはAIに頼ることは出来ない。
論文についての口頭試問があった日には、化けの皮がすぐ剥がれるのは至極当然で、作文力と面接に於ける知識の乖離が命とりになる。
その人と話をすれば、日頃の読書量や社会に向けている指向性などは手に取るように分かるものだ。大学や企業の面接官を舐めてはいけない。
結果オーライでの評価が中心になれば、AIはますます教育現場で幅を利かせて行くようになるだろう。そして教師の仕事は雑用に追われて行く。
受験校の傾向と対策などはAIの得意分野だ。受験指導を生業とする僕らの仕事も遅かれ早かれ必要とされなくなるだろう。
これを進化と呼ぶのなら、今後の社会に於ける教育は、人間性や社会性の指導を重点課題としたカリキュラムを構築していかないと、格差社会を容認する殺伐たる世の中になっていく気がしてならない。
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