何処の塾も悲鳴をあげている
岩手県南の塾は新年度を前に撤退した塾が多い。一関市内でも大手フランチャイズ塾と個人塾のいくつかが看板を下ろした。
急激な少子化と、受験倍率の低下が大きな要因だ。そしてコロナ禍におけるリモートと授業の促進が塾通いを低下させた。
自宅教室で運営している塾はまだしも、物件を借りている塾にとっては維持費の確保が困難になっている。そして光熱費の高騰が致命所となっている。
よそごとのように書いたけれども、僕の寺子屋も例外ではない。なんとか昼間の非常勤講師料で辻褄を合わせているが、塾だけでは無理である。
それにしても電気代と灯油代等の光熱費の高騰が止まらない。5年前の倍になっている。月謝を倍にしないと採算が合わないのだけれど、そんなことをすれば間違いなく生徒は消えてしまう。
実際月謝を上げて、生徒がいなくなった塾がある。お気持ちを察する。
塾業界が崖っぷちだ。コロナ後は月謝の滞納が増えた。ちなみに我が塾の月謝は5000円〜9000円なのだが、その支払いが困難になっている家庭が以前に比べて増えている。
6人に1人が貧困家庭のカテゴリーに入ってしまう現在の日本の状況は、とても危うい。
塾も悲鳴をあげているが、それ以上に家庭も悲鳴をあげている。
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