主人たるもの家の一軒も建てないとって言うけれど
男たるもの人生に於いて家の一つ二つは建てて当たり前、なんてことを高度経済成長期の頃には言われたものだけれど、残念ながら僕には叶わない夢だったね。
父が建ててくれた家を、自分でリフォームしながらどうにか保ってきたけれど、この年になって宝くじにも当たらない限り新築は無理だね。
我が家も築半世紀、多くの地震にはどうにか耐えてきたけれど、冬の隙間風はどうにもならず、冬の灯油代はこの高騰で30万円近くかかり、老後に向けての蓄財などできるわけもなく、じっと手を見るの日々である。
最近知人たちの何人かが家を建てた。退職金で建てたのだろうと聞いてみると、生命保険ローンと言うものらしい。60を過ぎて銀行のローンは無理なので、死亡保険で残金を支払うシステムらしい。世の中の建築会社もあの手この手で、新築願望を刺激してくる。
僕のような貧乏人は、とにかく自分で修理出来るものは修理し、現状維持で生きていくしかない。お金のかかるものには無視を貫き通すしかない。
もっかの悩みは、耕作放棄した休耕田の草刈り管理である。現在使っている機械が壊れたなら、新しい機械を買う余裕などない。転売もままならないし、悩みの種である。
機械の前に僕が壊れるかもしれないしね。兎にも角にも明日から新年度がスタートする。塾生の総数は、相変わらずコロナ前の半分。忍びがたきを忍び頑張っていきたいと思う。
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