そうね、死にたいと思ったことが全然ない人っているのかな?
正直言って自分の意志で死にたいと思ったことはないけれど、このまま死んだら楽だろうなと思ったことはあるね。
苦労をずっとしていると苦労に対する免疫が出来て、どうでもいいやって気持ちになるね。でもね忍耐することはあんまりいいことじゃないと思う。
時々爆発しないと、溜め込んで滅亡しちゃうからね。かつての古代文明みたいにね。
自殺には2種類あると思う。個人的な自殺と文明全体の自殺。今の社会は誰が見ても分かるように、やばい状況だよね。イデオロギーや宗教にかこつけて、トップに立つ人間がストレス解消の戦争をやってる。武器製造会社は、ここぞとばかり政治家を焚きつけて、敵だろうが味方だろうが売りまくっているしね。
死んだら地獄や天国が待っているって、多くの日本人は思っているようだけれど、その考え方は仏教だけだからね。キリスト教徒にはそんな発想はないからね。
宗教的神のためならなんでもやっちゃう人たちがいるってことを知らないと、ほんとやばいよ。
ところで日本は自殺率が高い国で世界でも有名だけれど、僕が思うに武士道とか恥の文化が染み付いているお国柄だからだと思うね。
テレビの時代劇とかでさ、切腹する場面なんかしょっちゅうあるでしょ。テレビでセックス描写はNGだけれど自殺は昔からOKだったからね。そんな影響もあると思うよ。
自殺が一番多い季節は春なんだけど、多くの花が咲き乱れて華やぐ季節の中で、逆に自分の孤独さとか惨めだとかがクローズアップされちゃうのかな。
高校の現代文で毎年夏目漱石のこころをやるんだけれど、高校生に自殺はなぜいけないのかをレクチャーするのは簡単だけれど、納得しているかどうかは正直言ってわからないんだよね。
なんでもそうだけれど、教えることは難しくないんだよ。みんなわかったな!分からなかった所は後で復習しておくように!なんて言っておけば体裁は保てるからね。
問題は当たり前のことだけれど理解させ、納得させることだよね。なぜ自殺はいけないのか。いやこの発想がだめか。なぜ人は生きなければいけないのかの方がいいのかな。
あくまでも僕の意見だけれど、生きることにあまりこだわるからじゃないかな。人は100ペーセント全員死ぬんだよね。それに幸福そうな人やイケイケの人たちに扇動されないことだね。
幸せそうなカップルだってそのほとんどが結婚の前に別れるし、豪華な家を建てたってローンが払え無くて手放す人はいっぱいいるんだって。
自分の現状が今のままの人なんていないんだよ。不幸も幸せもずっと続かないからね。
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