よせばいいのにはまっていく
収集癖が抜けないのは、きっと孤独なのかもしれない。カードを集めるのも、フィギュアを集める人もきっと魂の孤独がそうさせているんだろうと思う。
実は僕もそうだった。かつてはペプシのキャップを集めることに必死だったし、ここ10年はカエルの置物を集めていた。
客観的にかつての自分の収集癖を洞察してみると、満たされない何かを埋めようとしていたし、物に囲まれることでやっぱり孤独を紛らわしていたような気がする。
ひょっとしたら、男性が次から次へと付き合う女性を変えるのも、女性が同じ性癖がある男性に引っかかって痛い目にあっても、また懲りずに同じタイプの男性に惹かれてしまうのも、根底にあるのは同じようなもののように思う。
満たされない魂の孤独を、埋めようとする収集癖は、僕ら人間が抱える精神的な弱さをカモフラージュする挫折を紛らす詭弁なのかもしれない。
お金がいくらあっても満ちたりない気持ち。上に登り詰めても、それでもさなる上を目指そうとする権力志向。
彼らがポケモンカードを集めている大人を見て、もしくだらないと思うならば、その合わせ鏡として自分たちが存在していることに気づくべきだ。
ところで、龍神グッズを集めることも、カエルグッズを集めることも収束した僕だが、納屋をDIYしてからと言うもの今度は中古のジャズCDを集めまくっている。やっぱり僕の孤独癖は根が深いようだ(笑)。
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