劣悪な環境下では素直にはなれないか
僕の強みは何かって考えてみた。残念ながら何もないことがわかった(笑)。
金もない髪もないと言う自虐ネタを携えて生きてきた。きっとこれからもそんな感じだろうと思う。
先生と呼ばれる人種の中には、不良だったりヤクザまがいの若者が苦手という方も多いかと思う。
先日テレビに出た時も言われたことだけれど、金田さんって見た目優しそうなところが得していますよねって。得してますねってことは、実際はそうじゃないってことだ。
実は一部の生徒たちや妻は知っているが、僕はそんなに優しくはない。理不尽なことや我慢の限界を超えた時はブチギレる男である。
よく格闘家は相手の立ち振る舞いを見てお互いの力量を察知すると言うけれども、青春時代ヤンキーな友人たちと修羅場をくぐってきた僕は、やはりその残像をこの年になっても残しているんだろうと思う。あばれん坊将軍みたいな高校生の連中は僕と対面で向き合うと、おとなしくなる。そう言う意味ではそこだけは唯一の強みであるかもしれない。
半世紀も前の話になるが、当時の商業系の私立高校は、毎日がサバイバルだった。タバコ・酒・シンナーは当たり前。夜這いをするやつ。車を盗んで乗り回すやつ。学ランの下にドスをしのばせているやつ。
勉強どころではない。僕は英語の単行本にエロ漫画の表紙をかぶせて読んでいたが、イジメ的アクションに黙っていると図にのってくる輩がいるので、そこはある意味ケジメをつけないといけない。受験に向けてちょこっとは頭を鍛えたけれども、それ以上に身体は鍛えあげた。
何事にもフットワークが必要なので、僕は駅伝部が走るコースを毎日走っていた。一関の人ならわかるかと思うが、我が母校から大船渡線の真滝駅まで行って戻って来るコースである。
走ってみるとわかるが、受験勉強のストレス解消にもかなりジョキングは役立つ。もちろん今は一切走ることはやっていない。今の年齢でこの過密スケジュールの中走ったりしたら間違いなく死ぬ。
高校生が授業中僕に腕相撲を挑んでくる。残念ながらほとんどが撃沈だ。やつらは悔しいのだろうと思う。国語や英語を教える爺ちゃん先生というイメージで戦いを臨んでくるわけだけれど、「てめえら俺に勝つには10年早いよ!」と言う僕の捨て台詞に、どうしてですかと聞いてくる。
きっと僕は死んでいないからだ。ワハハ。
100キロもあるモアーを休耕田で自力でUターンさせる力はまだある。しかし昨年からイノシシどもがうちの休耕田をボコボコにしあがった。草刈りが非常に困難になった。
今度金属バットでも持っていって打ちのめして、シシ鍋にして食ってやろうかと思う。
あ!そうか。害獣駆除は免許がないとダメなのか。じゃばれないように(笑)。
※現在の私立高校の生徒たちは非常に勤勉で礼儀正しく、上記のようなことをやるような生徒はいっさいいないことを補足しておきます。
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