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2025年2月 5日 (水)

上の学校に行きたかったのに

大学に行きたかったけれど、親にお金がないって言われたから就職する。

このフレーズを何度教育現場で聞いてきただろう。

大学はお金がかかる。私立大だと入学金と前期学費で入る時に120万以上。それにアパート代・食費などで4年間で1000万ほどがかかる計算だ。

バイトと奨学金で生活費はなんとかなっても授業料は親頼みとなる。親がお金がないとなれば国立大以外は進学は厳しい。

僕らの頃のようにスマホもパソコンもなく、風呂無しぼっとんトイレ付きアパート12000円なんて物件があった頃の東京ならいざ知らず、今はめちゃくちゃお金がかかる。

子どもが高校を終わる頃までに1000万近くの貯蓄がある両親なんて田舎では公務員か公立の先生くらいだろう。もしくは手堅く儲けている社長業の親御さんかな。

故に無理して子どもを大学に入れる親が多いわけだけれど、学費が払えずリタイアと言うケースが増えている。

突然のリストラ。親の介護や入院。親自身の体調不良。予期せぬことが突然やって来るのが人生だ。

だから貯蓄が大切だと言われても、稼いだお金が右から左へスルーして行く日常の中で、借金が無いだけでも良しとしようと言う暮らしが現実だ。

ましてや急激な円安による物価の高騰。上がらない地方の給料。大学は増えても入る生徒は軒並みものすごい勢いで減少している。

大学に行かなくても大丈夫と言うフレーズはなんの慰めにもならない。通信制の大学もあることはあるが、志望する学部によってはないものも多い。

昼間働きながら夜間や2部の大学という選択もあるが、それとても金銭的にはかなり厳しい。

かつて貧乏のどん底だった僕だから言わせてもらうが、貧乏も個性だと思って開き直るしかない。

大学に行かずとも、自分の出来ることを鋭利に研ぎ澄まして行けば、必ずや道は開けて行くと僕は思っている。だから悔しいかも知れないが、頑張って欲しい。

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