不条理を考えるpart2
35年間も塾をやってくると、そりゃ驚きの親御さんと言うものがいらっしゃる。僕の常識がことごとく霧散する瞬間と言うのがある。
あれは25年ほど前のこと。塾では僕の母校である私立高校の女子生徒たちがテスト前と言うことで自習勉強をしていた。
そこへ中学3年生の親御さんがやってきた。一関一高を受験するのだけれど、倍率が高いので滑りどめの私立を受けさせたいとの相談。東北学院高校か古川学園の特進を受けさせようかと迷っているのだけれど云々と言う話だった。
通学も大変ですし地元の私立の特進はいかがですかねと、僕は自分の母校の名前を出してみた。
お母様いわく。あんなレベルが低い高校なんてダメですよと、のたもうて帰って行った。ちなみにお母様の視線には、制服姿で勉強しているお母様が言うところのレベルの低い高校の生徒を認識出来ていての発言なわけで、やるなってな感じでしたね。
生徒たちにはごめんねと謝ったのだけれど、逆に「先生もダメージを受けたと思うので、お互い様でドンマイですよね」と励まされた。
そこに生徒がいるのにその生徒たちの学校をけなす精神が僕にとっては不条理そのものでしたね。
親御さん関係ではもっと言いたいこちがあるのですが、ヒートアップし過ぎて暴走しそうなので、このくらいにしておきます。
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