かねごん能力者説?
おもしろくないのである。テレビが。ドラマもお笑いも琴線に触れないし、ニュースは人が殺されたとかそんなものばかり。
そんなもんだから昨年から空いた時間は本を読んでいる。それも同世代の作家の作品ばかり。
塾の指導が終わっても、自習室で受験勉強をしている中学生や高校生がいれば、はいさようならとは言えない。
まさかジャズを聴くわけにもいかないし、僕の読書タイムとなる。そうやって読んだ本が昨年の秋から200冊は超えた。極端な話一日に一冊は読んでいる感じだ。
高校時代から大学を終えるまでに2000冊以上の本を読んだ過去があるけれど、還暦を過ぎた僕はその当時以上のペースで本を読んでいるかも知れない。
残り少ない人生、読書以外に面白いことを見つければいいのだけれど、なにぶん旅行をするにも、高尚な趣味に没頭するにもお金がないので読書三昧の日々だ。
高校では国語も担当しているので、教科書を始めいろんな副読本にも目を通しているが、国語教師をやっていて言うのもなんだが、学校の教科書はつまらない。
もっと過激でアバンチュールな作品が世の中にはいっぱいあるのにな〜と思うのだけれど、文科省の検定に阻まれて無理だろうなとも思う。
小説と言うものは、それぞれの作家の思考癖や生きた経験値が散りばめられる。きっと僕だけじゃないと思うけれど、ある程度の冊数というか数千冊と言う本を相手にしてくると、話している相手の会話や間の取り方や仕草から、相手の感情や精神状態が小説の主人公よろしく読み取れてくるのである。
いわば読書体験超能力とでも言えばいいだろうか。巷ではかねごんは、自称プレアデス星人だけあって、人の心理を読み解く超能力があるようだなんて言う噂が飛び交ってはいないが(笑)、ちょいちょい人間分析みたいなことが得意なのは、読書量のおかげだと思っている。
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