静寂の中で

山里に夜の帳が下りると、一気に気温が下がり雪が少ない今年のような冬でも、身体は縮まる寒さに襲われる。
薪ストーブの暖かさがようやく身体に浸透してくる頃、突然日本鹿の咆哮が山にこだまする。
獣たちも冬の環境は大変だろうと思いつつ、僕は休日の夜に楽しむ晩酌に思いを馳せる。
大学の共通テストと附属中の入試が終わると毎年この時期に訪れる胃痛が緩和する。あとは結果は結果として、受け入れるしかない。
里山の静寂の中で、じっと春を待つ命たち。早くもふきのとうが、川べりの土手に顔を出した。そして2日前から目が痒くなってきた。花粉症だけは歓迎したくないのだけれど、これも命の流転。
昨年の草刈りが終わって、本来は薪割り仕事に突入するのだけれど、今回はいっさい薪割りをしなかった。数年ぶりに読書に明け暮れている。それも小説に。
3年前に本の断捨離をしてかなりの蔵書を処分したのだけれど、また読書病が始まってしまった。
薪ストーブの前で、珈琲を飲みながら読む小説。その静寂さがたまらない。
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