青山学院大の箱根連覇に思うこと
15年間母校中学校の卓球部のコーチをやったわけだけれども、スポーツの指導と勉強の指導の徹底的な違いは、当たり前のことだけれど、頭脳コンデションと肉体コンデションの維持の仕方である。
試合競技も試験も、本番でいかに自分の本来の力を出し切れるかと言うことが勝負どころ。しかしである。あらゆる団体スポーツに言えることは、勝つための一番の戦略は、いかにして優秀な選手を集められるかと言うことに尽きると思う。
青山学院は、企業のコマーシャル、そしてテレビメディアに露出することで、駅伝部の学生をまるでタレントのごとく待遇し、優れたランナーの募集媒体となっている。
僕の母校の大学も数年前から駅伝部を作り、箱根を目指しているようだけれど、昨年の予選では20番台。まだまだ箱根の山は遠いようだ。
箱根駅伝は大学受験受付の直前に開催されるものだから、結果次第では受験者数の増加に寄与するようだ。故に大学も優秀な選手集めに必死である。
私立高校や私立大学は、看板部活の活躍が生徒募集の数字に影響する。学力偏差値で勝負するか、スポーツで勝負するか、経済効果と軍資金を天秤にかける経営者の判断はいつの時代も大変だろうと思う。
塾経営も、いかに志望高きやる気のある生徒が入って来てくれるかが、周りの生徒への影響も含めて大きなポイントになる。類は友を呼ぶではないが、学校も塾も指導者の生き方、哲学みたいなものが生徒学生の吸引力になる気がする。
本年度も襟を正して自分を律していきたいと思うかねごんであった。
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