いつの間にか爺いになってしまった
いつまでも若いつもりでいたら、あっという間に爺いになってしまっていた(笑)。
何処かで年寄りとしての自覚のもと、リセットしなければいけないのだろうけれど、自他共にそれをなかなか許されない状況が横たわっていて、また年を重ねて行く。
60代半ばになって、自分をどこかに追い込むわけではないけれど、せめて体力が残っているうちに、今までとは違う地平線を眺めて見たいと言う野望はある。
同じスタンスで生きて行くことにちょっとだけ飽きたのかも知れない。あたり前のことだけれど、人は必ず死ぬ。その当然の現実に尻込みするほど軟弱ではないが、かと言って死を諦観しているわけでもない。
生かされているってことは、何かをしなさいと言うことだと僕は思っている。毎年新年を迎えるたびに、今年こそはと言うフレーズが浮かんではきてまた消えて行く。
いつ頃からだったろうか。生きて行くルーティンに妥協し始めたのは。それが大人になるってことだと気がついた時に、僕は将来と言う言葉を封印した気がする。
少年時代の生活は大変だった。さまざまな要因が重なって生活保護家庭だったものだから、自分の感情を表に出せなくて冬眠状態だった。
高校も大学も私立しか入れなかったものだから、なんとか高校・大学の授業料を自分で工面したけれど、その代償として根性とか努力と言うものが大嫌いになってしまった。
そして金持ちを見るとわけも分からず不機嫌になってしまう自分がいた。そしてそのまま爺いになってしまった。かなりひねくれた爺いなわけで、僕と付き合う方々は大変だったろうと反省している。
過去は反省しない主義だけれど、さすがにこれだけは反省かな。だって金持ちを見てわけもなく不機嫌になるやつなんておかしいもんね。さて今日より新年の仕事が始まった。
かつての教え子さんから年始の美味しいお酒を頂いたので、今夜は飲んで寝よっと。
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