カラスは何が見えているんだろう
僕の自宅の裏山は鬱蒼とした杉林になっている。その杉の木のてっぺんで一羽のカラスがある鳴き方をすると、ほぼ100パーセントの確率で近隣の方が亡くなる。僕が小さい頃からそうだ。
先月もお世話になった別家のおじいさんが亡くなった日も、朝方一羽のカラスが独特の鳴き方をした。僕が妻に葬儀の準備かなと告げると、そうねと答えた。
妻も神奈川から岩手に嫁いで40年近くなるので、カラスの独特の鳴き声には気づけるようになった。
僕にそのカラスのことを教えてくれたのは祖母だった。小さい頃、祖母が「やんたごと、また葬式だわ」と言うと翌日あたりに近隣でご不幸が出る。あのカラスが鳴くからだと言って、追い払おうとしていた祖母の姿を思い出すけれど、そう言う問題じゃないだろうと、子ども心に思ったものだ。
人が亡くなることを察知出来るカラスは上空に何かを見出しているのだろうか。魂しいの飛翔とかそんな感じのものを。
そう言えばかつて志村けんさんが歌っていたな。カラスなぜなくいの〜♫カラスの勝手でしょう〜
庭先にやって来るカラスを見ていると、確かにあの目は吸い込まれるような色合いを秘めている。あまり友達にはなりたくない雰囲気の鳥ではあるね。
追伸・・昔読んだ本に、烏は葬式があるとお墓にさまざまな供物が御供えされるので、仲間たちに食糧が手に入るぞと教えるために鳴くのだと書かれていた。それにしても、なぜ人が亡くなるのが分かるのだろう。
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