予備校のニチガクが入試直前に倒産閉校
昨年だけでも東京都において50校以上の大手予備校・学習塾が倒産廃校に追い込まれている。
受験倍率が高い都会でもそうなのだから、倍率が1倍を切る地方に於いては閉校する塾の数は鰻登りだ。
僕の塾のように開校当時から利益を出さない塾は、副業頼りで維持してきたものだから、負債を抱えて倒産と言う状況はないわけだけれど、それにしても、受験シーズンたけなわで、はいさようならは無責任過ぎるだろうと思う。
聞けばニチガクの講師の先生方には3ヶ月前から給料は支払われていなかったと言う。どうやって年の瀬を越したのだろうか、同業者として心が痛い。
少子化が大きな要因だとは思うが、塾や予備校に通わなくても学べるツールが増えたことが、塾産業最大の危機なのだと思う。
このブログでも何度か書いてきたが、生徒獲得のために無料の1ヶ月体験授業だとか、無料の春期講習や夏期講習などをやることで、塾業界そのものの首をお互い絞め合うことをやってきた結果が、このような崩壊を招いてしまったのだと思う。
資本主義社会に於いて、残念ながら消費者のニーズを満たさない産業は淘汰されて行く。予備校や塾と言う仕事が存続するためには、ハード面も大切だけれど、人間対人間の精神性を向上させる、言ってみれば魂を輝かせる指導が必要なのではないかと思う。
大袈裟かも知れないけれど、生まれてきた目的であるとか、生きる意義であるとか、人間としての死生観等を、哲学的な側面で指導出来る指導者の養成が急務ではないかと、自称プレアデス星人のかねごんは思うのである。
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