波紋は静かに
中学時代をあまりにも自由奔放に過ごしてしまった代償として、高校時代は大変だったね。
私立高校での3年間はなすすべもなく勉強をせざるを得なかった。僕の塾は一関一高の前にあるが、この一関一高は岩手県内で屈指の進学校。ほぼ100パーセントの進学率だ。
一方僕が在籍していた私立高校は、当時100名いればそのうちの2名くらいが大学に進学するような高校。俗に言う底辺校。
担任の先生に大学に行きたいと言ったところ、うちの高校は進学指導はしていないので予備校かどっかへ通って勉強しろと言われた。うちはお金がなかったので、高校の授業料さえも僕がバイトで払っていたので、予備校に行くお金などあるわけがない。
独学でやるしかなかった。新しい参考書を買うお金もなかったので、古本屋さんで買ってきた参考書で間に合わせて勉強した。古本ゆえ重要な個所にメモなんかが残っていて、勉強の励みになった記憶がある。
勉強したのでさぞかしいい大学に入ったのだろうと思われると嫌なので言っておくが、現在なら何処の高校からも推薦で楽に入れる東京の私立大学に僕は入学した。Facebook等のSNSには堂々と大学名をプロフィールに書いているので、隠している訳ではない(笑)。
高校時代に独学でやった受験勉強が、僕の生涯のキャリアに役立ったことは間違いない。48年前、公立高校に受かって私立に行っていなかったら、塾や高校の講師をやってはこなかっただろうと思う。きっと中学の延長で遊び呆けていたかも知れない。
僕が私立で学んだ波紋は静かに広がり、僕の人生をある意味波瀾万丈にしてくれた。縁だったんだろうと思う。
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