最近のトラックバック

« お寺さんの都合と庶民の都合 | トップページ | さりげなく過ぎる日々の中で »

2024年12月 9日 (月)

重大なシステムエラーパート2

日本に於いて完全不登校生の数が30万人を超えている。

うちも不登校なのよ。と言う会話が日常的に聞こえて来る。学校に行けないのは、学校で嫌なことがあるからだろうと思う。それ以上でもそれ以下の理由でもないはずだ。

嫌なことってなんだろう。学校の勉強。学校の人間関係。これに尽きるはずだ。クラスメートとうまくいかない。先生が威圧的。勉強が分からない。そしてイジメられる。

さて学校とはそもそも何のために行くのだろうか。勉強をしに行く?部活をしに行く?仕事に就くため?いづれも正解であり、いづれも不正確だろうと思う。

勉強はYouTubeで十分出来る。クラブチームに入れば別に部活は必要ない。確かに学校は就職を斡旋してくれるけれど、リクルートのような媒体を使えば一人で探せる。

じゃ何故行く。高卒や大卒の資格がないとやれない仕事がたくさんあるからだ。つまり将来の糧を得るために学校に行くのだ。

でも不登校のみなさんが、そう言った学歴を必要としないとしたら、学校そのものに重大なシステムエラーがあることになる。学歴と言うものの本質を根本的に見直さないといけない。

確かに高校を出ても分数の計算が出来ない人やパソコンのローマ字入力が出来ない人はいっぱいいる。それでも世間が高卒の学歴が必要と言うことにこだわるのは何故だろう。

学校は忍耐力や根性を鍛えるところだと勘違いしている輩が多いからだ。会社も含めて。この勘違いが学校教育の重大なシステムエラーを引き起こしている。

いくら忍耐を鍛えても、嫌なものは嫌なのだ。だから離婚が増えているし、会社をすぐ辞める人が増えている。学校は忍耐力を鍛えるところという発想はやめるべきだ。

そもそもほとんどの子どもたちが、お姫様やお殿様のように育てられる現代社会に於いて、忍耐や根性を植え付けようとする学校が子どもたちに受け入れられるはずがない。

塾ではお姫様はお姫様として、お殿様はお殿様として接して教えている。根性論は一切封印している。

例えば大学に行きたいけれど経済的に無理と言う生徒に、俺はバイトで全て賄って大学に行ったなんて話は、NG。

お殿様にそんな要求は出来ない。お金が無くてもお殿様はお殿様なのだ。

お殿様やお姫様を30人も集めて一斉授業することそのものが既に無理なのだ。システムを変えない限り、不登校生は減らないし、お殿様やお姫様は社会の中で覚醒してはくれない。

 にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ ⇚ぽちっと一押しの応援お願い致します 

当塾のホームページはこちら☞➡大験セミナー


« お寺さんの都合と庶民の都合 | トップページ | さりげなく過ぎる日々の中で »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« お寺さんの都合と庶民の都合 | トップページ | さりげなく過ぎる日々の中で »