日本を守るために
平和ぼけしてしまった日本人と言うフレーズをよく聞くが、それは戦争を70年以上して来なかった日本人の素晴らしさを逆手に取った自虐ネタでもある。
戦争をしない国日本。戦争が出来ない国と言った方が正しいかもしれないが、憲法第九条を遵守してきた日本は宣戦布告を受けることもなく、また宣戦布告をすることもなく長い年月を平和に過ごしてきた。表面的には。
冷静沈着に眺めれば、アメリカの軍事基地が日本の要所に存在し、日本は自衛隊と言う名の陸海空軍を持っている。
そして防衛予算は毎年鰻登りで増えている。戦争をしないために国防に力を入れてきた国であることは間違いないようだ。
アメリカに守られてきた国と年長者は言う。本当にそうだろうか。戦後の高度成長は、日本人の必死の努力でなし遂げてきたものだ。そしてバブル崩壊後のこの30年間は、裕福さを経験してしまった世代のノンポリ的日和見主義が生み出してしまった楽観主義の残骸だった。
アメリカに主導権を握られ、政治家も企業もアメリカにNo を言えない時代と言ったら言い過ぎだろうか。その間に中国にも韓国にも、個人資産の豊かさであっと言う間に追い抜かれてしまった。
日本の若者たちの5人に1人は健康保健も年金も未加入だ。知人のドクターが言っていたが、癌の可能性を示唆すると、それっきり病院に来なくなってしまう人が多いと言う。高額医療費が払えないからだ。
結婚も出来ない。生活保証も受けられない。この貧困を生み出したのはそれぞれの自己責任だとおっしゃる方が多い。
この状況下ですら暴動一つ起こらず耐え忍ぶ人々。東日本大震災の時も能登地震の時もそうだった。
諦観を植え付けては行けない。日本国民を守るために、利権のしがらみから脱却した政治・経済じゃなければいけない。
少しづつ当たり前のことが言えない世の中になってきた。それじゃいけないよね。
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