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2024年11月 7日 (木)

カミングアウト

ブログを日々書きながら、自分の過去と対話することが多いのだが、最近あることに気づいた。

僕が生きるエネルギーとしてきたのは少年期から青年期にかけての不運や挫折の悔しさだったと言うことだ。

若い頃は金持ちを見るとムカついたし(笑)、高学歴の傲慢な人間を見ると張り倒したくなった。どうしようもない輩だった。

貧乏でまともに勉強など出来なかった自分が誇れるものなど何もなかった。中学時代は卓球だけやっていた。勝つことの快感だけが当時の自分を支えていた。故にスポーツ命の生徒の気持ちが手に取るように分かる。

高校では音楽とバイトの日々。大学進学を決めてからは、勉強する振りをちょっとだけやったけれど、全てが遅すぎた青春って感じだったね。

社会人になってからは、ハッタリだけで生きてきた感がある。ハッタリの効用とでも言ったらいいのか、ハッタリを言った手前、やんなきゃなーと言うことで、後出しジャンケンみたいな勉強はやってきたかな。

還暦を過ぎた今でも、やっぱり原動力は若い頃の挫折の慚愧の念かもね。失敗を糧になんてもんじゃなくて、あんなことで挫折していた自分が許せない自分がいるだよね。

どこかで、この負のエネルギーを手放さないとと思うんだけれど、今はまだ難しいかな。

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