ものすごい分量を書いている作家中山七里
僕と同い年の作家で、めちゃくちゃ面白いミステリー小説を書く仲山七里さん。この秋ハマってもう10冊ほど読了した。
それにしても書きまくる枚数とその卓越したストーリー構成に、本当に引き込まれてしまう。特に世界的ピアニストであり犯罪のトリックを見破って行く岬洋介なる人物が登場するシリーズは圧巻だ。
ひとりの作家にこれほどのめり込めるのはなんか嬉しい。それも同世代の作家なので、時代を読む空気感みたいなものにものすごいシンパシーを感じることができて、精神安定剤を処方されたような癒しを感じる。精神安定剤を飲んだことはないけれど(笑)。
七里さんの作品が次から次へと出版されているが、単純に計算しても彼は毎日に原稿用紙20枚ほどを書き上げているペースだ。信じられない。
僕なんか毎日1枚半から2枚ぽっちのブログ記事を書くだけでも、ネタ切れ状態との戦いなのに、毎日20枚平均とは恐るべし。
中山七里さんのミステリー小説は、いろんな意味で読者を裏切らない。登場人物の心理描写が緻密で、推理小説にありがちな、作品の辻褄合わせがない。
この秋おすすめの作家です。みなさん読んでみませんか。ちなみに僕が読んだ中では『合唱』が一番引き込まれたかな。
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