高校生の結婚観
教えている中高生のお爺さんやお婆さんが、僕より年下という状況が生じてきている。僕には孫どころか、息子達が未婚なのでちょっと不思議な感覚ではある。
かつては家が途絶えないように、結婚して子どもを持つことが、一人前と言われた時代があった。古き時代の家制度の名残りであったのだろうと思う。子どもが出来なければ、養子をもらって家を継続してきた。
3人に1人が結婚しない時代になった今、明らかに現代人の結婚観が変わってきているのだろうと思う。
高校生に結婚願望を聞くと、好きな人は将来いて欲しいけれど、結婚は望まないという回答が返ってくる。日本の少子化はますます加速するだろうと思う。
独身ならば自由に恋愛は出来るけれど、結婚すればそれは出来なくなるとか。子どもにお金がかかり、自分の生活がままならなくなるなどの言葉を耳にするが、単なる戯言として聞き流せない世の中になっていることは確かだ。
つまりは独身ゆえの不自由さより、家庭を持つことの不自由さの方が若者たちはシンドイと言う想いが強い。
子ども連れの若い夫婦を見ると、幸福のオーラーが煌めいているように見えるのだけれど、同世代の若者たちにはどのように写っているのだろうか。
高校生に難解な微分積分を教えたり、英語の長文を訳させることの前に、教えるべきことが山積みしているような気がしてならない。
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