小学校で英語教育がスタートとして英語難民の中高生が増えた
さてと、今日はブログのタイトルだけでもう分かる人は分かると思うのだけれど、小学校での英語教育が始まって、英語力格差がものすごいことになって、英語に全くついていけない生徒が急増している。
公立の中学校の英語の先生は立場上言えないと思うので、私立高校で英語講師を10年以上やっている僕が言うことにする。ちなみに塾では40年英語を教えている。この業界ではまさに妖怪である(爆笑)。
爆笑などと書いてしまったが、実に由々しき状況が生まれている。
英語が非常に出来る生徒が増えている。これは小学校の英語指導の賜物と言うよりは、英語が小学校で始まったことで、英語塾に通う小学生が一気に増え、小学校段階で英検3級くらいのレベルを身に付けているのである。
一方経済格差がそのまま通塾にも影響し、小学校の英語で苦手意識を植え付けられた生徒はそのまま中学高校へと進み、英語で簡単な自己紹介すら全く出来ない高校生が量産されている。
英語を9年間も学ぶために、莫大なお金が英語教育に投じられている。なのに進学校以外の生徒は自分の簡単な自己紹介すら全く出来ない状況というのは悲し過ぎる。
小学校の英語教育は過激な発言かも知れないが、完全な失敗である。少なくても地方に於いては。
英語が出来る一部のエリートを育成する教育としての効果はあったかも知れないが、英語嫌いを量産しては元もこうもない。
僕は従来通り英語は中学1年生からでいいと思う。国語に時間を割いて欲しい。
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