沈黙
人はあまりの理不尽さや、驚きがマックスを越えると沈黙する。嵐が過ぎ去って行くのをじっと待っているように。
中には自分がこの世に生まれて来たことじたいが理不尽さの極みのように沈黙し続ける人間がいる。自分から行動を起こすこともなく、ひたすら自分の殻に閉じこもっている。
自分を守る行為としての選択かもしれないが、自分を守りたいのなら崩壊する建屋から避難する勇気も必要だ。
実は僕は大金持ちの前で沈黙してしまう。はっきり言ってお金持ちにジェラシーを感じてしまうのと、大金持ちが醸し出すあの雰囲気にどうも馴染めない。いや嫌いと言う表現の方があっている。故に沈黙してしまう。単に自分が貧乏なだけだけれど。
もうすぐ夏祭りが始まるけれども、あれも嫌いだ。華やぎの中に垣間見られる虚無感が耐えられない。
最近僕が沈黙したことと言えば、塾に来る電話が非通知電話だと、コールが鳴っても応答出来ない状況に設定してあるのだけれど、何度か生徒宅からその非通知電話がかかってきた。
僕が非通知電話は通じない設定になっているので、非通知電話じゃない設定で電話をかけて来てくださいねと、塾生を通じて伝えたところその翌日に突然退塾して行った。
沈黙せざるを得ない日々というのもある。
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