どこまで辿りつければ満足なんだろうか
登山ならばとりあえず頂上があるので、頂上に着けば目的は達成する。しかし人生はどうだろうか。
限りない欲望を削ぎ落として、諦観の域に達すれば良いのかも知れないけれど、そうじゃなければ自分の目的地を定めるのが困難な時代だ。
還暦を迎えても尚且つ働き続けなければならないこの日本と言う社会に於いて、自分の人生を全うする過酷さが増している。
年をとったので、車を手放し、飲むこともやめ、毎日公園で日向ぼっこと言う人生が可能ならば僕もそうしたい。
年金の支給額を見るにつけ、物価の上昇を見るにつけ、この日本と言う国では自営業者は死ぬまで労働者であり続けなければ生きてはいけない。
故に自分が辿りつくべき頂上が見えてこない。それが楽しみだと捉えればそれはそれで刺激的な人生だけれど、刺激が大き過ぎると、年を重ねた肉体は拒否権を発する。
肉体と精神とそして仕事に折り合いをつけながら生きて行くしかないだろうなと言い聞かせつつ、じっと財布の中を見つめるかねごんであった。
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