どうして○○高校に行くの?
だって地元の高校に行ったら、また今の連中と同じでしょう。あんな馬鹿な連中とはおさらばしたいから。
フイクションともノンフィクションともあえて言いませんが、こういう会話ってありますよね。
「あんな馬鹿な連中とは一緒に居たくない」誰を基準に馬鹿って言っているんでしょうね。自分ですかね。でもですね。この一緒に居たくないと言う理由だけで受験勉強するモチベーションが保てるというのは凄いですよね。
頭の悪い人間=理解力が乏しい人間を馬鹿と呼ぶケースが多いようですが、この延長線上に格差社会が構築されて行くんでしょうね。
向上心がなくて、努力しない人間を馬鹿だと決めつける自称お利口さんがいるようですが、基礎力がないと努力のしようがないんですよね。
僕も経験がありますが、数学が出来ないのに微積や積分のノウハウをいくら語られても、ちんぷんかんぷんなんですよ。故に努力をしようとも思いません。
例えばローマ字どころか、アルファベットの小文字も書けない生徒に、なんで板書した英文をノートに書かないだと言っても、書いているうちに消されたしまうので、書けませんもんね。
塾に行って勉強しなよと言われても、家庭の経済が厳しければそれも無理ですよね。そうやって格差社会は広がっていきます。
教員は教員同士で結婚するケースが圧倒的に多いです。一方高校を中退したヤンチャなカップルが、出来ちゃった婚をするケースがこれまた多いです。
そういうことが悪いとか良いとか言っているわけじゃないんですよ。そうやって格差社会が構築されて行くって言っているんですよ。
中卒だって立派に働いていっぱい稼いでいる人がいます。大学を終わっても,就職もせずぷらぷらしている人はいます。したがって格差社会の原因が学歴にあるとは一概に言えません。
強いていうならば、その家系なり家族の運の無さが、生活を困窮させます。誰も貧乏になりたくて貧乏をやっているわけではありません。みんな良い暮らしをしたいんです。でも頑張っているのにそうじゃない暮らしをしている人がいっぱいいます。
格差社会の根底にあるものは、現代資本主義社会の持つ歪みだと思います。資本がある人には敵いません。どんな家に生まれたかで将来が決まる社会になっていることに、気づかないふりをしているこの日本社会が格差社会を作っているのだと思います。
日本社会には士農工商の残像が魑魅魍魎のごとく闊歩しています。何時代の話かよって思いますね。
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