僕の旅はここから始まった

神社や磐座や龍神にただならぬ興味を持つようになったきっかけはこの龍神碑だった。宮城県金成町の金田八幡神社の龍神碑である。
東京から20代前半に岩手の実家に戻って来た僕は、家庭教師の仕事で食いつないでいた。
宮城県のとあるお宅に、高校生の英語を教えに行っていたのだけれど、その家の茶の間に金田八幡様のお札が飾られていた。その頃は神社に興味がなかったものだから、僕の苗字とおんなじ名前の神社があるなくらいで、素通りしていた。
それから僕は結婚をして父となり、脱サラして今の塾を開くことになるのだけれど、33歳頃だったろうか、夢の中で金田八幡神社の上空を舞う龍神さんの夢を見た。
そもそもその時まで、金田八幡神社に行ったこともなかったし、場所さえ知らなかった。
山道をさまよいながら辿り着いた神社は夢の中に現れた神社そのもの。そして神社の裏手に回ると、写真の大きな龍神碑が鎮座していた。
そうなって来ると、僕が龍神オタクになるのに時間はかからなかった。神社系の世界に僕の日常が加速して行った。病気のごとく。
そしてその時の夢から四半世紀の時を経て、岩手六芒星なるものを世に発表することになるのだけれど、何かに導かれたような気がしてならない。
世の中に偶然はないと言う。今過去を振り返って見ると、出会った人々、共有した多くの時間、そして導かれた多くの書物、全てが必然だったんだろうなと思う。
懲りもせず僕の旅はまだ続きそうだ。
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