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2024年5月 6日 (月)

見えないデスアドバンテージ

僕自身何が正常で何が異常なのか、正直わからないことが多いのだけれど、少なくとも低学力の子どもたちが間違いなく増えてきている。

高校の国語の教科書が読めない。高校生でローマ字が書けない。分数の足し算が出来ない。自分の家の住所がわからない。

日常の会話を聞いていると、さほど違和感は感じられないのだけれど、勉強となるとギブアップ状態。

IQが低いとか、家庭環境が劣悪だとかそれぞれの原因があると思うのだけれど、生きて行く覇気がないと言うのか、自己認識が希薄な子どもたちが増えている。

適材適所に就職して行くのだが、続かない。恋愛をし結婚もするのだが続かない。

そう言った彼女彼らが大人になって様々な意見を言うわけだけれど、快楽中心主義というのか、住む世界が非常に狭い。

高校だけじゃなく大学も大変なことになっているらしい。受験勉強をせずとも面接と作文で受かる推薦入試が主流になった日本の大学入試。私立大学の半分以上が定員に満たない現状の中、大学格差は拡大し、大学の在り方が問われている。

日本社会は障害者に対する理解が進み、共存社会を真摯に模索して来た。しかし問題なのは、一見普通に見えて、実はなんらかの適応障害を抱えている子どもたちのケアーが立ち遅れていることだ。

障害が見つかるや否や、秘められている才能などは完全に無視され、ある種の単純作業や繰り返しのルーティンの中で、個性が黙殺されて行く。作業療法などと言う曖昧な言葉のなかで、どれだけ多くの若者たちが、将来の夢を剥奪されてきたか。

障害とは何かを、社会は考え直す時期に来ている。魂の世界も含めて。

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