酪農家が消えて行く

岩手県の一関では酪農家が継続を断念して廃業に追い込まれている。
後継者がいないと言うこともあるが、とにかく牛乳が安過ぎるのだ。水より安い。やってられないと思うよ。
労働にあった報酬と言うのが農林水産業に於いては叶わぬ夢になってしまった。働けど働けど、利益が上がるどころか赤字が堆積して行く。
食を守る観点からすると、由々しき問題だ。これじゃ誰も農業関連の仕事をやらなくなる。
簡単に稼げる仕事に若者たちは向かうわけだが、農業をやりたいと言う声は聞こえてこない。酪農もしかりである。
誰しもエアコンが効いた部屋で、こざっぱりとした服装で仕事がしたい。泥まみれ汗まみれの仕事はしたくないんだろうな。
肉体労働は確かに厳しい。しかし頭脳労働にはないある種の達成感があることも確かだ。僕は幸いにも、肉体労働と頭脳労働の二刀流で生きてきた。いやかなり肉体労働のウエイトが大きいかな。
今でこそ昼は高校で授業をしているが、15年前までは昼間は百姓、夕方から塾教師と言う生活だった。
自分が住んでいる土地でとれたものを食するのが、身体には1番いいのだそうだ。外国産ばかりじゃね。
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