熊との共存は出来るのか
先週は一関の街中に熊が出没して、気をつけるようにと、市民に注意が促された。
周りが山だらけの街なので、熊の2頭や3頭は山懐に居るわけだけれど、街に降りて来られるのは困る。実に困る。
熊の頭数が増えているのは、熊狩猟を生業とする人がいなくなったのも大きな要因だ。
かつては熊一頭を仕留めると相当なお金になった。特に熊の胆は自動車一台分と言われた時代もあった。
東日本大震災で福島第1原発が崩壊し、放射能の飛散によって東北の山々が汚染された。熊もその例外ではなく、熊を撃っても、熊の胆が買い取られなくなった。熊の保護と言う点では良かったかもしれないが、由々しき問題が山積みになったままだ。
山懐の森が伐採され、広大な太陽光発電が設置されたのも、熊が人里にやって来る要因の一つだろうと思う。
人間が自然に手を加えると、間違いなく生態系のバランスは崩れる。我々の社会が野生の動物たちと共存して行くには、どうしても住み分けが必要だろうと思う。
狭いこの日本でそれを可能にするのはある種のテクノロジーだと思うが、金にならないことに政府や民間が動くかは微妙だ。
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