協調性と言う呪縛
自宅からの須川岳の遠景である。今年は雪が降ったのは3回だけ。ずっとこんな風景である。
朝はめちゃくちゃ寒いが昼間は毎日春のような暖かさだ。今年は桜の季節も早いだろうと思う。
ところで、今年は元旦から大地震があり、不穏な新年の幕開けとなってしまった。
誰も口に出しては言わないが、日本はここずっと何か呪いでもかけられているような、そんな暗い時代だ。皆んなどうしたんだろうと思っているに違いない。僕も思っている。
他の先進国は日本をどう思っているんだろう。島国で閉鎖的だけれど、勤勉で暴動も起こらず、堪え忍ぶ国民だと思っているのだろうか。
日本は確かに他国から比べれば安全で治安のいい国である。そして大多数の人たちが真面目だ。どんなに苦しくても掠奪暴動が起きない国だ。でも自殺が多い。
嫌なことがあってもしっかり嫌だと言えない空気感が日本社会にはある。学校でも会社でも。協調性と言う呪縛に自由度が欠乏している感がある。
実は僕はそれが嫌でサラリーマンから離脱した。一度きりの人生、自由に生きたいよねみたいな感覚で。
僕は輪廻転生肯定派だけれど、この時代この名前でこの家族で生きるのは一回きり。故に自分に妥協したくなかった。
自営業のしんどさはとことん経験した。塾生が卒塾して生徒がいなくなった5月、おかずを買う金が無くて、毎日山から山菜を採ってきておかずにしたこともあった。
お金は無かったけれど、めちゃくちゃ自由度はあった。故に好きな山や神社巡りが出来た。
今の日本は経済格差がとても顕在化してしまった。SNSを開けば、豊かな暮らしのオンパレード。旅行や素敵なカフェでの食事など、普通の精神の人ならジェラシーで爆発しそうな写真に、普通にいいねを押している。
知らぬ間に疲労感と厭世観が忍び寄る。だからあまり見ない方がいいよ。と言っている自分がブログを書いている矛盾。協調性の呪縛もあるけれど、刹那さの呪縛もあるみたいだな。僕には。
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