室根山
一関の東に位置する霊峰室根山。この山に初めて登ったのはいつだったろうか。記憶が定かではないが、小学時代に車で連れて行ってもらったような気がする。誰の車だったかは記憶にない。
自分が自動車を運転するようになってからはちょくちょく行っている。九十九折りなす曲がりくねった山道を登って行くと急に太平洋が見えてくる。
銀の鈴と金の鈴が奉納されている室根神社が八合目に二柱鎮座している。
八幡神社同様、室根神社も蝦夷討伐の祈願所だったところだ。
以前は全く気にならなかったが、岩手六芒星の結界神社を公表してからというもの、六芒星神社(アラハバキ神)の結界を阻止しようとして建てられた八幡神社の所以を知ってしまった僕は、蝦夷討伐を祈願した神社が苦手になってしまった。
僕の精神性の中に蝦夷擁護派の灯火が燃えているよう気がするこの頃だ。
古代東北に於いて中央政権から鬼とおそれられた蝦夷。阿弖流為(あてるい)が死んだ後、その蝦夷の地盤は崩壊して行くのだが、その精神性は間違いなく安倍氏や平泉藤原氏に引き継がれて行った。
僕は今でも東北人の精神性の中には祖先である蝦夷や縄文人たちの祈りの息吹が脈動し、大地からその声なき声が天空に向かって放射しているような気がしてならない。
祈りの残像は今も僕らを魅了する。
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