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2023年11月24日 (金)

銭湯今昔物語

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学生時代東京には至るところに銭湯があった。風呂付きのアパートが少なかった時代だったので、銭湯はいつも混んでいた。記憶を遡ると入浴料は140円だった気がする。

今は銭湯がほぼ消えた。日帰り温泉が主流になったのと、風呂のないアパートが無くなったのが一番の理由だろうと思う。

現在も残っている銭湯があるようだが、入浴料は550円だそうだ。ちなみに一関市では銭湯は消滅している。

現在東京で一人暮らしをしようとすると、交通の便にもよるが、四畳半一間トイレ台所付きのアパートで7万前後。立地条件がいいとあっさり10万円越えだ。

大学や専門学校に通う学生たちの生活費は大変である。食費や光熱費スマホ代等で月15万はかかる計算になる。都会での一人暮らしも楽じゃない。

ちなみに僕が住んでいた東京町田のアパートは変則4畳一間風呂無しぼっとんトイレで16000円だった。45年も前の話である。

バイトで帰りが遅くなると、銭湯に入れず残念と言う日々があった。銭湯は夜11時まで、そんな時はお湯を沸かして身体を拭くわけだが、侘しさがそこはかとなく忍び寄って来る夜だった。

ところで市内の日帰り温泉は夜9時まで、金額も700円越え。かと言って自宅のお風呂が安価かと言うと、燃料の灯油はリッター105円。

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