ガラクタの中に宝もの
個人的な嗜好だけれども、ヘッドホーンで音楽を聴くことが苦手。耳ががーんとしてダメ。故に音楽を聴く時はスピーカーオンリー。
ガキの頃からオーディオには興味があった。貧乏暮らしの我が家ゆえ、ステレオを買ってくれとかスピーカーを買ってくれなどとは言えるはずもなく、近隣の粗大ゴミ捨て場に自転車で1時間かけて行って、捨てられているテレビからスピーカーを取り外して持ってきたり、壊れたラジオを拾ってきたりして、なんとか音が出るくらいに修理して聴いていた。
無線などにも興味があって、中学時代にアマチュア無線の免許などをとったのだけれど、色弱故に工業系の学校に進めないと言われてからは、一気に電気関係には興味を失い、高校生になってからはバイクとギターを愛する、とってもおとなしい生徒になっていた。笑
ところで、納屋カフェをDIYしているうちに、またオーディオを自作しようなどという野心が芽生え、リサイクルショップのジャンクコーナーから、写真のスピーカーを500円で購入してきた。
店員さん曰く「音が出ませんよ、スピーカーの部品用ですので」と言う言葉を確かめて買って来た。
震災以降こういった壊れたスピーカーなどがただ同然に買い取られてきたのだけれど、スピーカーが破損していないで、全く鳴らないと言うのは、僕に言わせればラッキー。きっと断線しているだけなので直し安い。
中途半端に鳴っているスピーカーは手強い。抵抗やコンデンサーがやられているか、もしくはスピーカー本体のコイルがなんらかのトラブルを抱えているので、修復不能というものが多い。
Technicsのこのスピーカー、スピーカーそのものがいいものを使っているし、外枠の木材もいい。なによりも重量があるので音は良かったはず。そんなことを考えながら抱えて買って来た。
結論から言うとこのスピーカー、納屋カフェでバリバリなっています。とても500円のスピーカーとは思えない素晴らしい音を出しています。これを500円で放出してくれたお店に感謝ですね。
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