教育とお金の話
コロナ禍の影響で、大学に行きたいけれど、お金が無くて諦める生徒って多いと思う。私立大学だと初年度の学費だけで120万〜200万かかるからね。アパート代等の生活費をトータルすると、4年間で1000万弱かかってしまうわけで、大変。
僕らの時代は、奨学金とバイトでなんとかなったけれど、地方から子どもを都会の大学に出すのは本当に大変。
地方の給料なんてここ30年間横ばい状態。一方大学の学費は3倍から4倍以上に跳ね上がっているからね。
国立大学は、親の年収が平均以下だとほぼほぼ無料になるもんだから、親は頼むから国立大学に入ってくれって懇願するわけだけれど、全教科に平均的な点数を取るのは、個人の努力だけでは厳しい状況の生徒もいるからね。
僕も親から岩手大学ならお金出せるけどって言われたけれど、当時の僕の実力では箸にも棒にもかからない状況。当時市内の私立高校から国立大学に入れる生徒って皆無だったし、私立大学も数人しか行かなかったかな。授業料を自分で払うことを条件に東京に出してもらったけど、バイトバイトでなんとか払えたね感じだったね。卒業した時はホッとしたよ。
今市内の私立高校である一関修紅高校で講師をやっているけれど、昨年は特別進学クラスの半分くらいが国公立大学に一般入試で合格した。昔の私立高校を知っている僕にしてみると隔世の感があるね。
私立高校の先生方の情熱の賜物だね。少子化が加速する中、塾もそうだけれど、私立高校も必死。
私立高校ってお金がないと無理ってかつては言われたけれど、収入の少ないご家庭は助成金等によって、授業料はほぼ無料になっている。修紅高校は、なんと遠くて交通の便が悪い生徒たちのために、無料のバスまで出している。自分が勤めていて言うのもなんだけど、頭が下がるね。
頭が下がるね〜と言えば、六芒星の結界がどうしたとか、プレアデス星人とかわけの分からない妄想を嘯いている爺い教師を、長年に渡って雇ってもらっていることにも本当に頭が下がるね。
僕の人生もこの写真のように、夕暮れ時の季節を迎えているわけだけれど、もう少しだけ頑張ってみようかな・・・
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