気分はフォルクスワーゲンビートル
絵から飛び出したようなと言えばいいのか、兎にも角にも一関の町を1970年代のフォルクスワーゲンが走っていた。ちょっとクルマでストーカして、駐車したところをパチリ。
維持費が大変なようで、この手のクラシックカーは本当に稀になってきた。半世紀前の車を見ると、懐かしさが去来すると同時に、自分の青春時代の辛さが蘇ってきて、胸がちょっと痛い。
若い頃って、自分の欲望と折り合いをつけるのが難しい。時間があってもお金はないし、本能的な欲望に翻弄され、最善が見えない。
フォルクスワーゲンビートルに乗りたいと言う若い頃の欲求は、きっと不純だったのかも知れない。いや不純だったに違いない。
中身空っぽの自分をカモフラージュしたいとか、目立ちたいとか、ろくな動機じゃない。
部屋にフォルクスワーゲンビートルの絵を飾っている今の自分の心境はどうかというと、純粋にこの車のフォルムが好きだし、かすれた色合いが好きだというマニアックさが中心だ。
実際に手に入れて乗りたいかと問われれば、答えはNOだ。車検はめちゃくちゃかかるし、部品調達も大変だ。交差点でエンストされた日には目も当てられない。
つまりはノスタルジーの車なんだろうと思う。過去のギラギラしていた自分と、年を取り諦観を身に纏った今の自分の中和をはかりたいんだろうね。

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