春に想う
冬の寒さが遠のき、須川岳をはじめとする奥羽山脈の山々が雪解けを迎えるこの季節、陸奥(みちのく)の里山は山桜が咲き誇る。
熊が冬眠から覚め、山菜が一気に芽吹く季節でもある。杉花粉も終わり、最高の季節を迎える。
若い頃には全く考えもしなかったことだが、里山に咲き誇る山桜を見ると、あと何回この風景を人生で堪能出来るのだろうかと思ってしまう。あと5回ぐらいだろうか、10回はどうだろうかなどと。
小学生や中学生の頃、還暦を過ぎ定年を迎える先生方を見るにつけ、お年寄りなのに授業をして大変だったろうななどと子どもながらに思ったものである。自分が還暦を過ぎてみると、体力・気力は50歳前後と全く変わらない。変わったことは、酒の量が減ったことと、食事の質が変わったことだろうか。
肉から野菜中心の食事が増えた。それといくら遅く寝ても早く起きることが出来るようになった。認知症の母を残して死ねないので、もう少しがんばらなければならない。
若い頃には感じ得なかった時間の流れを実感している。残されたスパンで出来ることに躊躇するなと言う声なき声が聞こえて来る。
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