絡まりついてくるもの
3月に入り一気に田んぼの雪が消え、コバルトブルーの空を背景にして、雪山が聳り立つ光景が目に眩しい。
大験セミナーも今月の15日で33年目に突入する。塾業界にどっぷりと浸って早40年になる。随分と時がたった気がする。
最初に教えた高校生は現在もう50代後半。きっとお孫さんがいるかも知れない。
仮に塾の神様がいるとしたら、僕は随分と神様に面倒をかけてきてしまったように思う。まず強情で素直じゃないし、かなり偏屈。
教科を教えている時も、百姓をやっている時も、俺の本当にやりたいことはこれなのか?と言う不安と言うのか疑心暗鬼みたいなものがずっと蔦のように自分に絡まりついていた。過去形じゃないな、今も。
小さい頃から貧乏暮らしだったので、豊かになることへの希求が強かったのかも知れない。だから本来はもっと儲かる仕事がしたかったのだろうと思う。でも塾も農業も金銭的ゆとりを僕に与えてはくれなかった。
やりがいのある仕事であることは間違いない。しかし40年間お金では苦労してきた塾家業だった。自分が自分で選んだ道ゆえ、弱音は吐いてこなかったように思える(今はちょっと吐いているけれど、笑)。お金に苦労したとは言え、幸いにも借金はしなかった。借金をする時は、塾をやめる時だとずっと言い聞かせてやってきた。
借金はないけれど、残念ながら蓄えもない(笑)。老後は国民年金でなんとかと考えていたけれど、支給額を聞いて愕然としてしまった。こんなに安いのかと・・・。
これでは塾もやめられない。それどころか高校の非常勤講師もやめられない。畑での野菜作りもやらねばと思うこの頃だ。
幸い息子たちが働いているので、僕が万が一の時には、お前たちの母をよろしくと伝えてはいるが・・・
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