須川岳or栗駒山
一関から見るこの山は須川岳と呼ばれ、宮城県では栗駒山と呼ばれる。一方秋田では大日岳と呼ばれている。名前が三つある山なんてそうそうない。
標高1626メートル。なだらかな稜線を持ち、登山は初心者でも大丈夫。山の麓には多くの温泉が湧き出ており、多くの人々を癒してきた。
須川の地名はかつてこの山が大噴火をした時に、川に噴火の噴出物が流れてきたことに由来する。須川は強酸性の川を意味する酸川から転じた呼び名らしい。
栗駒山の由来は、雪解けの時期になると馬の形の残雪が毎年見ることができるところから来たようだ。その姿は一関の町からは見ることは出来ない。花泉町が残雪の馬(駒)の姿が見える北限かも知れない。
一関ではこの須川岳に夕陽が沈んでいく。
一方秋田側からすれば、朝日が昇って来る山になる。故に大日岳。
須川岳には人生で6回登っている。一度だけ死ぬ思いをしたことがある。稜線を歩いていたら突然風速40メールクラスの突風が吹き荒れ、立っていることも歩くことも出来ず、岩陰に這いつくばって風が止むのを待っていたことがある。稜線なので3メートル先は絶壁。スマホのない時代だったので、山頂の気象情報が分からず、怖い思いをした。どんな山でも山は侮れない。
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