原風景
昨日千厩のひな祭りイベントで馬車を見た。実は僕にとっての故郷の原風景と言うと、冬の雪原の中で材木を運ぶ馬橇の光景だ。
幼いながらに感じた厳しい冬に生きる人々の姿と馬の逞しさに、僕は言い知れぬ感動と畏敬でうち震えていたのかも知れない。
妥協を許さない冬の生活。その原風景の中で培ってきたものは、貧しさからの脱却であり、呪縛からの解放だったような気がする。
馬橇の風景が今はトラクターに代わった。時代の変遷の中で、失ってしまったものたちへの哀愁と、過ぎ去ってきた慟哭の声が雪原にこだまする。
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