青春ゆえの儚さ
テストの採点をしながらカーペンターズのアルバムを聴いている。1年に1度くらい突然聴きたくなるね。
僕が中学の頃、必ずラジオから1日に1度は流れていた。メローな旋律は、哀しみと希望が折り重なった歌声にのって心に沁みたね。
中学3年生から高校の1年生頃までってとても繊細でそんでもって大胆不敵。少年の魂と大人の魂がしょっちゅう入れ替わるような年代だよね。
自分の努力が報われるんだろうかとか、好きな子に妄想を抱いたりとか、嫌なやつに殺意を感じたりとか、とにかく日々精神も行動も錯綜していた時代だったように思う。
高校生や中学生と毎日接していると、若さゆえの輝きを浴びると共に、若さゆえの心の痛みもひしひしと感じるんだよね。辛いだろうなとか、怒りを押し殺しているんだろうなとか。
肉体は大人だけれど、ものすごい制約を受ける生徒である時代って、社会の矛盾や大人の利己的思考にバリバリ振り回されるじゃない。人間不信になるよね。
正義とか愛とか純粋に信じられた時代ってあったと思うんだよね。裏切られても、無視されても。でもねどこかで冷めるんだよね。その時が言ってみれば青春の終焉ってやつなんだろうね。
カーペンターズの歌を聴きながらそんなことを想っていました。あれ!採点業務が全く進んでいない・・・
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