給料が上がらない
地方の給料はバブル崩壊後ほとんど横ばい状態。バイトの時給こそ若干上がったけれど、高卒の給料はずっと変わらない。大卒の給料も決して上がったわけではないが、会社で役職に就く分ちょっと高くなるだけ。
公務員や公立の先生も給料は低いが、ボーナスでなんとか豊かには暮らせる感じ。故にほとんどボーナスがでない会社に勤める大半の労働者は大変。地方の経済はちょっとお手上げ。これで結婚して子どもをと言われても、とてもじゃないが厳しい。3人に1人が独身なのも頷ける状況だ。
手取り年収200万円時代を生きて行くためには、自給自足的生活が不可欠だけれども、サラリーマンをやりながらそれをこなす余力はない。兼業農家を頑張れば頑張るほど嫁さんはこず。悲し現実が横たわる。
根本の原因は日本経済が失速してしまったことにある。自民党や公明党が巨大企業とタッグを組んでどんどん公共事業をやっても、潤うのは巨大企業だけで、孫請けどころか曾孫請のような田舎の零細企業は、殺さず生かさずのおこぼれをもらうだけ。
それに地方出の大卒者の殆どが、奨学金という名の借金を抱えている。大手企業に入社しない限り、その返済は日常生活に多大な負担となっている。実はこれも若者たちの結婚を阻害している要因だ。
給料が上がらない。知らなぬ間に日本という国は共産国になってしまった。公務員だけが生かされる国家。そして政治と絡んだ大企業だけが潤う国家。
故に農業や自営業者は年金など当てにしても生活する金額が貰えないので、死ぬまで働かさせられる。80歳を過ぎたお年寄りがトラクターを運転していて死んでしまう国。それが日本の現実だ。
市の広報で、農作業事故に注意してくださいというフレーズがしょっちゅう繰り返される。お年寄りは無理しないでとは言えないもんな。一月6万ちょっとでまともな生活なんて出来ないことぐらい誰でも知っているだろうよ。ひどい国だ。 ⇚ぽちっと一押しの応援お願い致します。
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