秋の季節に君は詩人になる
残された時間を想い、未来の孤独を夢想して、君は戸惑っている。
何もすることがなくても、何を期待されなくとも、命はあるべきところにある。
抱きしめた小さな命は、宇宙を創造する。ようやく思い出したドラマの台詞のように、言葉が放射されて。
似つかわしくない人生と、誉れ高き尊厳を打破してみても、やっぱり君は君だ。
草むらに捨て置かれた命の残骸に、過去はない。あるとすれば、退屈な愚痴。少女たちが大人になって行く残酷さを訝しむ路傍の石のようだ。
タイミングと言葉の勇気が未来の栄光となる。そのために君は詩人になるのだ。かりそめと思えるこの季節の中で。
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