どこまで辿りつけば
湯浜峠にたどり着くといつも迷うのは、花山に戻ろうか、それとも見えている栗駒山の須川温泉に行こうか、はたまた秋田の子安温泉まで足を伸ばそうかと、思考が右往左往する。
峠道って、そんな迷いが生じる場所なのかもしれない。ふと考えると、人生も似たようなところがあって、ある程度仕事が安定してくると、僕の天職はなんなんだろうなどと考えて、今までやってきたことに疑問を感じたり、転職を考えたり、まるで峠道での思考状態なのだ。かく言う僕もそうだった。
自分は、どこまでたどり着けば満足なんだろうということをテーマにした曲を30代の後半に作った。とても迷っていた時期で、なんか自分の不満をぶつけた歌だった。たまたまFMでデモテープを募集していたので送った。その曲が東北のFM各局で流された。また曲を作り始めた。
大学を終えて音楽に未練があった、曲を作りながら生活の為に塾講師をやった。それが40年も続くとはきっと神様さえも想像できなかったのではないだろうか。でもやっぱり神様は知ってたか。(笑)
実は二日前2年ぶりに曲を書いた。即興で10分で。タイトルは「この時代の哀しみを」。コロナ禍で経済の歯車が狂いだし、人生がぐじゃぐじゃになった方も多い。やるせないよね。
当塾のホームページはこちら☞➡大験セミナー
« 誰にも知れず毎年咲く花がある | トップページ | 1日2合の日本酒 »
コメント