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2022年3月15日 (火)

開校記念日に寄せて

明日は岩手県の公立高校の発表。そして今日は32回目の寺子屋の開校記念日。そういうことで僕のつぶやきにお付き合いを。


僕は公立高校に入っていたら、きっと塾はやっていなかったし、家内と結婚することもなかっただろうし、今の息子たちも存在しなかったと思っています。寺子屋を始めて700名ほどの卒塾生を送り出してきましたが、その縁ももちろんなかったですね。


中学3年生の時に、地元の工業高校に入って地元の企業に就職しようと思っていました。農家の長男ですし、家も貧しかったので進学はまったく考えていませんでしたね。一関高専と一関工業を受験することを考えていました。ところが中学3年に入ってすぐ、僕の運命を変える神託ともいうべき言葉を、担任の先生からもらいました。色弱なので、工業系の学校は受験できないとのお話でした。調べてみると、当時はなれない職業がいっぱいありましたね。医師・薬剤師・電気技師・無線技士・消防士・理科教師などなど。つまり自分の得意の理系は一切だめってことでしたね。


今考えれば、あまちゃんだったんでしょうけれど、勉強する意志力が瓦解しましたね。受験勉強のベの字もしないまま受験を迎えた自分がいましたね。私立高校でもやるべきことがなく、バイクとギターとバイトの、まさに不良の三点セット。そんな僕の人生に機転が訪れたのは、ある歌との出会いでした。恥ずかしくてその歌のタイトルは書きませんが、とにかくギターを抱えて東京に出ようと思いましたね。


単純な僕は、そのために大学進学を決意しました(笑い)。私立大学の文系に進むにはとにもかくにも英語。通信簿の中で一番悲惨な教科でした。中学1年の最初からやり直しです。1日4時間の勉強時間で、中学の英語を理解するのに10か月かかりましたね。高校2年生の秋にようやく中学英語の何たるかが理解できました(笑い)。


でもそこからは、高校英語が水を得た魚のごとく、身体に乱入してきましたね。結果、なんとか東京にある私立大学の英文科に潜り込むことが出来ました。FBのプロフィールにも公開しているので、別に隠すつもりもないですが、桜美林大学という大学です。後輩には俳優の吉田羊さんやお笑い芸人のU字工事さんそしてperfumeがいます。かなりキャラの濃い大学だと思います(笑い)。塾生曰く、「誰でも入れる学校じゃん」ということですが、まったくもってそのおかげで、僕のような不良三点セットの人間が入れたわけで、大学には感謝ですね。


東京に出ることを決意してから、なにか目に見えないサポートみたいなものを感じましたね。実は大学の受験の時も奇跡としか言えないことが起こりました。前泊するお金の余裕もなかったので、一関夜中11時20分発の夜行八甲田で東京に向かい、そのまま受験という強行軍でした。寝付かれない状況の中、受験参考書を開きました。たまたま国際連合の組織図が目に飛び込んできたんですね。WHOやユニセフなどがなんの英語の略かが細かく書き記されていました。今でも鮮明に覚えていますが、覚えなきゃいけないという胸騒ぎを感じて、一応暗記をしている自分がいましたね。


桜美林大学の英語の入試問題を見てびっくりです。IMFやWHO等の名称を英語で書く問題が出ていたんですね。いまでこそ職業柄、すらすらと言えますが、当時は本当に偶然のたまものでした。18歳の僕はその時思いましたね。好きなことに必死になれば、運命は好転すると。運命を味方にするためには、自分が好きな事ほれ込んだことに、まずは必死になってみるってことが最善な生き方なんじゃないかと今も思っています。


いつも儲からない、きついと嘆いていますが、僕は寺子屋がすきなんでしょうね。だから続けてこれたのだと思います。32年間の素敵な生徒たちとの出会いは忘れられません。もう少しだけ頑張ってみようかと思っています。

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