人生を俯瞰するときに
喫茶店やカフェに行くと様々な照明や灯りがありますよね。単なる灯りですが、雰囲気は灯りひとつでだいぶ変わります。
僕ら人間も同じようなところがあって、暗いよりは明かるい方が良いですよね。笑顔が素敵だとか、声のトーンが明るいとか、そういう感じで。
しかし、暗いお店があるように暗い人はいます。暗いのが悪いのかと、居直られると何も言えませんが真面目と暗さを勘違いしている人はたまにいますよね。暗くて不真面目という人よりは暗くて真面目という人がいいですが、明るくて真面目な人の方が世の中得ををするんじゃないでしょうか。
僕は真面目な人が好きです。暗い人は嫌いじゃないですが、できれば冗談が解せる人がいいですね。突然ですが還暦もとうに過ぎますと、人生を俯瞰することが多くなります。僕個人は小中高と明るいふりをしていましたが暗かったですね。人生が楽しいと思えて来たのはつい最近。ずっと大変でした。今も大変なんですが、残り少なくなってきた人生を考えると何も深刻なことがなくなって来るんですね。実に軽くなります。
いい意味で「どうせ人生はあと10年やそこら、好きなようにやらせてよ」的な我儘感がふつふつと湧き出てきて、気持ちが軽くなります。塾屋も40年近くやってきたし、立派なもんですよね(笑い)。子育ても終わりました。介護中の母がいますが、逆にこれだけやれば悔いなしです。母に、いつ天国に行ってもいいよと言いますと、笑いますからね。ただし母よりはちょっと長生きしないとですね。家族に迷惑がかかりますからね。
人生に灯を照らすのは、希望や勇気ではなく、もう十分だよという自己肯定だと思います。すると失敗も死さえも怖くはないですね。でも一つだけ悩んでいることがあります。何歳から年金をもらうかですね。(笑)
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