ぴーちゃん桜
僕の祖母は明治生まれ。もちろん他界していないのだけれど、祖母が16歳で嫁いできたのを記念して植樹した桜の花が、今年も可憐な花を咲かせた。祖母が92歳で亡くなった年に、同時に枯れてしまい、切り倒したのだが、株からでた小さな芽がまた大きく成長し、春を告げる花として我が家の門口を彩っている。
僕が住む町は、跡取りがなく無人になった家が点在しているのだけれど、そういった荒れた家の庭にも、毎年春になると、人知れず水仙や桜の花が咲き誇る。離農する若者が増えている中、都会から移住してきて空き家となった旧家をカフェやしゃれた古民家として復活させている方々もいるのだけれど、僕の住んでいる町の人口減少は加速して行くばかりだ。
コロナ禍の社会の中で、リモートワークが増え、都会では自宅での生活時間が増えている。塾などもだいぶリモート授業が増加中だ。寺子屋の小さな僕の塾は、サテライトや最新の機材の導入は現状の経費や売り上げを考えれば難しい。
毎日のように様々な営業の電話やDMがやって来る。生き残りをかけた戦略などという文字が豪快に踊っている。ぴーちゃん桜を眺めていると、自然の復活に感動を覚えるのだけれど、寺子屋的指導もどさくさに紛れに復活するのではないかと妄想するかねごんである。
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